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解説
2023.03.28

Sボルト

地震時等の災害時における安全性を確保するために、SE構法では業界で初めて、全棟Sボルトを採用。S ボルトは、従来の金物工法の課題を克服するために開発された特殊なボルトです。表面に凹凸加工を施し、木材にねじ込むことによって、引張剛性が向上。柱と梁の接合部にラグスクリュー状のS ボルトがしっかり食い込み定着することにより、木の収縮に対しても剛性を確保します。通常のボルトの2 倍の強さを持つこのS ボルトと、高強度のSE 金物の組み合わせにより、強固なラーメン構造を実現しています。

 

‖Sボルトのメリット


木が「やせても」強さを発揮

一般の木造住宅で使用する柱や梁と同様に、構造用集成材も「木」であるため、経年変化により木が乾燥・収縮します。これを木造業界では「木がやせる」と言います。今までは、木がやせてしまうと、施工当初にきつく締め固めていたボルトやナットが緩んでしまい、剛性(強度)を維持することに懸念がありました。耐震構法SE構法においては、高強度SE金物とラグスクリュー状のSボルトが柱と梁の接合部にしっかり食い込み、定着することにより、木の収縮に対しても剛性を確保することができます。