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耐震構法SE構法について
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解説
2023.03.06

スケルトン&インフィル

スケルトン・インフィルという考え方

スケルトンとは、柱や梁などの構造躯体の部分のこと。インフィルは仕切り壁・設備・内装といった、ライフスタイルを決める部分のこと。
強固な構造躯体を特徴とする耐震構法SE構法では、「スケルトン&インフィル」という設計手法の考え方に基づいて、将来的なインフィルの変更が容易です。例えば子供が巣立った後に、「2つの子供部屋の壁を取り払ってフロアごとワンルームにする」といったリフォームができるのです。

 

 

‖スケルトン・インフィルのメリット


子供の成長に合わせて間取りを変えられる
「子供が小さいうちは、兄弟の部屋を一つの大きな空間にしておきたい」と希望される方もおられるでしょう。ピン構造では実現できない大空間もラーメン構造なら可能です。思春期になりプライバシー確保のため個室が欲しくなれば、仕切り壁で簡単に個室を用意することができます。
さらに子供が独立すれば、また大空間にリフォームすることもできます。


将来的な介護にも対応できる
家族の中で介護が必要な方が出てきて、車椅子を使うことになると狭い空間はとても不便です。住み慣れた場所から転居することなく、リフォームで壁を取り除き、空間にゆとりを持たせることが可能です。


子供が引き継いだ後も、好みにリフォームが可能
高齢な家族のためにバリアフリーにしていても、引き継いだ子供が気にいるとは限りません。「自分たちの好みに間取りを変えたい」と希望することもあるでしょう。
そのような場合でも、スケルトン(骨組み)がしっかりしていれば間取りの変更は可能になります。

ラーメン構造は木造でありながら、耐震性を保ったまま間取りの自由度を高めることができると言うわけですね。
リフォームやリノベーションしやすい家は、資産価値を高く維持することにも繋がります。
スケルトン・インフィルの考え方を理解し、長く暮らせる家を築いていきましょう。
次回は耐震住宅の費用についてお話していきます。